カブトムシの繁殖は、昆虫好きな子供には一つの達成目標でしょう。案外、難しく感じている方も多いかと思います。しかし、決して難しいことでは有りません。筆者の経験では、逃亡したカブトムシが勝手にベランダの幼虫用マット袋に穴をあけ、そこに勝手に産卵。気づいた頃には遅く、袋の中から三齢幼虫がゴロゴロ出てきた･･とか、前年に羽化で使ったマットをケースごと放置してたら、翌年に成虫が出てきた･･とか、そもそも日常管理が必要なのか？さえも疑うような事例を何度も経験しました。

もちろん、繁殖を意識して環境も整え世話もしてあげた方が、より多くが羽化しますし大きい個体の率が高まります。その為には幾つかの要点を抑えるだけで良いのです。必要なのは

①十分な幼虫育成用マット

②十分な深さのケース

③ゴム手袋

④金属製のふるい（目の大きさが数種）

⑤100円ショップで買えるバット数枚

⑥木製スプーン（これも100円ショップで入手可）

⑦コバエ除けシート（必須では無いけど有った方が良い）

⑧モルタルを練る為の舟（大量に飼育する場合、有ると大変便利。大きいのは高価）

これらを用意できれば、忘れて放置さえしなければカブトムシの育成に成功したも同然です。